ウィキペディアには、「富士山頂と太陽が重なる大気光学現象をダイヤモンド富士という」とありますが、
風景屋が考えるダイヤモンド富士とは、富士山頂に朝日(夕日)が出るときに、湖の映り込みと合わせて、菱形になった状態で、上下に光る朝日が、ダイヤモンド型になる場合、いわゆる「ダブルダイヤモンド」が正解だと思っています。
ダブルダイヤモンドが撮れるところは限定されます。
代表的な場所は「田貫湖」で、4月20日と8月20日の前後3日間くらいが、富士山頂に朝日がくる時期です。
そのほか、朝日では本栖ハイランドの中の「龍神池」(1月1日~3日、2月7日前後)
夕日では「山中湖」(2月10日前後)です。
やはり、縁起がいい朝日と富士山ということから、田貫湖のダブルダイヤモンドが一番好きです。
4月21日、東京は大雨でしたが、天気予報では明日は晴れ。
この日を逃がしたら、夏まで撮れないと思い、急遽「田貫湖」へ行ってきました。
夜中の4時に着いたんですが、ぼくと同じ思いのカメラマンが・・・いるわ、いるわ・・・。
例年の通り、入り口の道路の先まで車は一杯です。
適当な場所を探していると、ちょうど両サイドに桜の木が入る場所が空いていたので、そこに決定。
早朝は快晴で、湖も大きな波はなく、何とかダブルダイヤモンドを撮ることができました。
富士川から「新幹線と富士山」
本栖ハイランドの芝桜
午前6時10分 ダブルダイヤモンド
上り新幹線と富士山
本栖ハイランドの芝桜
2013年のカレンダーは「黄金の富士」と「清水港の朝焼け富士」でした。
来年のカレンダーが早くも決定しました。
発売になるのは10月ころですが、全国に卸売りをしているカレンダーメーカーなので、こんなに早くから作り始めるんですね。
2014年のカレンダーは、清水吉原から撮った「雲海と富士」で、ぼくにとっても非常に思い出深い作品です。